ネイティブが使う「まだいい方だ」の英語フレーズ”things could be worse”

まだいい方だ

スマホの画面が割れたり、プロジェクトの予算が削減されたり…日々の生活や仕事には、想定外の出来事がつきものです。

本記事では、このような状況で「まだいい方だ」と伝えるためのシンプルかつ効果的なフレーズ「things could be worse」について紹介します。

アキラ
アキラ

英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語をパッと話せるようになる方法については、無料のメール講座をご確認ください。

「まだいい方だ」の英語

【フレーズ】things could be worse(まだいい方だ)

【例文】

A: My phone screen just cracked!
(スマホの画面が割れちゃった!)

B: Oh no! But at least it still works.
 Things could be worse.
(うわあ!でも、少なくともまだ使えるんだし、まだいい方だよ。)

A: You're right. I guess I'm lucky.
(そうだね。まあ、運が良かったと思うべきかな。)

【説明】

「things could be worse」は、「もっと悪い状況になっていたかもしれない」=「まだマシな方だ」という意味です。

「things」は「状況・物事」、「could be worse」は「もっと悪くなり得た」という意味なので、直訳すると「状況はもっと悪くなり得た」となります。

つまり、「今は大変だけど、もっとひどいことも起こり得たよね」と、現状を少し前向きにとらえるための言い回しです。

カジュアルな表現なので、友達との会話でよく使われますが、ビジネスでも「最悪の事態は避けられた」と冷静に伝えたいときに使うことがあります。

A: The new project budget was cut.
(新しいプロジェクトの予算が削減されたんだ。)

B: Oh no. But at least it wasn't cancelled.
 Things could be worse.
(あらら。でも、中止にはならなかったんだし、まだいい方だよ。)

A: That's true. We'll make it work.
(そうだね。何とかするよ。)

「まだいい方だ」の英語まとめ

本記事では、「まだいい方だ」という気持ちを英語で伝える”things could be worse”という便利なフレーズをご紹介しました。

これは、現状をポジティブに受け止める際に役立つ表現です。

この表現を使いこなして、あなたの英語でのコミュニケーションをさらに豊かにしていきましょう。

【編集後記】

私は以前、塾で講師として働いていたことがあります。

担当していたのは、小学生から高校生までで、英語や国語、算数などを教えていました。

あるとき、勤務先の方針で「とにかく褒めて育てよう」という教育スタイルを徹底することになりました。

どんなに小さなことでも構わないので、生徒の良い行動を見つけては褒めるように、という指示が出たんです。

さらに、最低1日1回は、生徒を褒めた内容を紙に書いて壁に貼ることがルールになりました。

たとえば、

「○○さんは××を頑張りました。素晴らしい!」

という感じで、目に見える場所に張り出していきます。

これを続けていくと、生徒たちは自分がちゃんと見てもらえていると感じるようになり、やる気が出て勉強に前向きになっていきました。

その結果、

生徒が喜ぶ

→ 成績が上がる

→ 保護者も満足

→ 塾を辞める生徒が減り、経営もうまく回る

という、まさにみんなが得する状態が生まれるんです。

ただ、残念なことに、これは子ども時代にはうまくいっても、大人になると事情が変わってきます。

社会人になると、上司から注意されることはあっても、褒められる機会はぐっと減りますよね。

家でも、家族から褒められることはあまりないのではないでしょうか。

「もうちょっと私のこと褒めてほしいな」

と思っても、いざお願いすると、なんだかわざとらしい言葉しか返ってこなかったりします。

そうなると、誰かに褒めてもらうことでモチベーションを維持してきた人にとっては、褒められないことでやる気が出なくなったり、成長が止まってしまうことがあるんです。

じゃあ、どうすればいいのか。

その答えは、

「自分で自分を褒めること」。

たとえば、

「今日は30分間しっかり勉強した!私、偉い!」

と声に出して言ってみる。

たとえ15分でも、何かに取り組んだ自分を認めてあげましょう。

特別なことを達成していなくても、気軽に自分を褒めてみることが大事です。

そうすることで、気分が良くなり、「また頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてくるんです。

ここで意識したいのが、「結果」ではなく「行動」に目を向けて褒めること。

「30分勉強した」は自分で決めて実行した行動ですが、「単語を10個覚えた」というのは結果です。

行動は自分でコントロールできます。

でも、結果はそうとは限りません。

たとえば、「10個覚えるぞ」と決めても、時間が足りなくて8個しか覚えられなかったら、その日を「失敗」と感じてしまうことになります。

これが何日も続くと、モチベーションが下がってしまうんですよね。

だからこそ、

・自分を褒めること

・そして、行動そのものを認めること

この2つを大事にしながら、気持ちよく学習を続けていきましょう。

 もっと自由に英語を話せるようになるには

お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。

詳しい練習法については、無料のメール講座で公開しています。

→無料のメール講座に登録するにはこちら