目の前の大きな課題や、ストレスフルな時期を「乗り切る」ために、どんな英語を使えばいいのでしょうか。
この記事では、大変な状況を最後までやり遂げるニュアンスを持つ、万能な英語表現"get through"の使い方を例文とともにご紹介します。
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
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「乗り切る」の英語
【フレーズ】get through (乗り切る・乗り越える・切り抜ける)
【例文】
A: I have a really busy week ahead.
(来週はすごく忙しいんだ。)
I hope I can get through it without too much stress.
(ストレスなく乗り切れるといいな。)
B: Just take it one day at a time, and you'll make it.
(一日ずつ乗り越えていけば、きっとできるよ。)
A: Thanks.
(ありがとう。)
【説明】
「get through」は、「乗り切る」「乗り越える」「切り抜ける」という意味の表現です。
これは、大変な状況や困難な課題を、最後までやり遂げたり、無事に終えたりするというニュアンスがあります。
カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えます。
A: I have so much homework tonight.
(今夜は宿題がたくさんあるんだ。)
I don't know how I'll get through it all.
(全部どうやって乗り切ろうかな。)
B: Don't worry! You can do it.
(大丈夫だよ!君ならできる。)
A: Thanks. I'll try my best.
(ありがとう。頑張るよ。)
同じ意味で、「make it through」という言い方もあります。
I have so much homework tonight.
(今夜は宿題がたくさんあるんだ。)
I don't know how I'll make it through.
(全部ちゃんと乗り切れるか分からないよ。)
「乗り切る」の英語まとめ
「乗り切る」という言葉には、最後までやり遂げる強さが込められています。
この記事で紹介した"get through"を使って、あなた自身の頑張りや、相手への応援の気持ちを英語でしっかりと伝えてみてください。
【編集後記】
英会話の上達を目指すなら、次のうち、どっちの方法が効果的だと思いますか?
・新しい単語を100個覚える
・新しい単語を使った例文を10個覚える
語彙力って、英語力アップには欠かせませんよね。
文法と並んで、とても大事な要素です。
でも、ちょっと考えてみてください。
「語彙力=単語をたくさん覚えること」
って思い込んでいませんか?
たしかに、多くの単語帳は、1ページに単語がズラリと並んでいて、せいぜい1個の例文が載っているくらい。
中には、例文すらない教材もありますよね。
だから、単語をひたすら覚えて、
「やった、語彙力ついた!」
と感じる人も多いはず。
でも…
その単語、本当に使えるようになっていますか?
もしあなたが、
「覚えた単語を英会話や英作文で使いこなしたい!」
と思っているなら…
例文をたくさん覚えることをおすすめします。
なぜかというと、いろんな使い方に触れることで、その単語の「本当の使い方」が身につくからです。
たとえば、名詞なら単体で覚えるだけでも役立ちますが、動詞や形容詞、副詞などは、単語だけで覚えても会話ではなかなか使えません。
しかも、例文を1つだけ覚えた場合、その場面にピッタリ合うときしか使えない。
つまり、使えるチャンスがかなり限られてしまうんですね。
一方で、例文を3つ、4つ、できれば10個くらい覚えておくと、さまざまな場面に応用がきくようになります。
これは本当に大きな違いです。
ただ、ここでちょっと残念なお知らせ…。
複数の例文が載っている単語帳って、めったにありません。
だから、ネットや辞書、ChatGPTを使って、例文を作る必要があります。
私のおすすめは、見つけた例文の一部を、自分の生活に合わせてアレンジすること!
たとえば、登場人物の名前を自分の家族の名前に変えるだけでも、「自分ごと」になって覚えやすくなりますよ。
ちなみに、必ず10個覚えなきゃいけないわけではありません。
3つか4つでも十分です!
それだけでも、会話の幅がグンと広がります。
もちろん、英会話や英作文には興味がなくて、「英文を読むだけでOK」という人なら、単語だけ覚える方法もアリです。
でもせっかくなら、「使える単語」として身につけていきたいですよね。
だからこそ、
「単語+例文複数のセット」
で覚えるのが、英会話上達への近道です!
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 "ある練習" が必要です。
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