「明るい」を意味する英語表現13選|意味と使い方を例文付きで解説
あなたは「明るい」を意味する英語表現を知っていますか?
実は、「明るい」を表す英語表現は13個もあります。
しかし、「明るい」と表現するための対象(例:人の性格や態度、場所や状況など)や細かなニュアンスが異なるため使い方に注意が必要です。
この記事では、「明るい」を意味する13個の英語表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。
読み終わる頃には、状況や場面に応じて正しく「明るい」という英語表現を使えるようになるでしょう。
ぜひ英語学習に役立ててください。
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「明るい」を表す英語表現13選
「明るい」を表す英語表現は13個あり、それぞれ下記の通りです。
- light
- luminous
- radiant
- bright
- cheerful
- sunny
- upbeat
- easy-going
- bubbly
- happy
- shining
- positive
- friendly
種類はたくさんありますが、それぞれの表現でニュアンスが若干異なるため正しく使い分けることが大切です。
ここでは、それぞれの英語表現の意味と使い方について例文を用いて詳しく解説します。
light「(色や光が)明るい」
色や光が「明るい」ことを表現する際に使う表現が”light”です。
夜明けが近づいて空色が明るくなったり、美容院で髪色を明るくしたりする際に使います。
人の性格が「明るい」ことを表現する際には使えないので、気をつけてください。
夏のメルボルンは夜の9時まで外は明るいです。
luminous「明るい」「光り輝く」
“luminous”は、自然の光や特定の物質が発する光などが「明るい」ことを伝えたいときに使用することが一般的ですが、「明るい」性格であることを表現するときにも使えます。
「ルミナス」と発音してください。
彼女の明るい笑顔は私を元気にしてくれました。
radiant「(表情や雰囲気が)明るい」
“radiant”は、光輝くような美しさや幸せが溢れている様子を形容して「明るい」と表現したいときに使います。
人の表情や雰囲気に対して使うことが一般的です。
「ラディアント」と発音してください。
キャサリンが持つ明るいエネルギーと 情熱は人々の心を動かしました。
bright「(態度や状況が)明るい」
“bright”は、下記のようにさまざまなものに対して「明るい」ことを表現できるため汎用性が高いです。
そのため、まずはこの表現を覚えることをおすすめします。
- 光
- 色
- モノ
- 態度
- 状況
また、人の性格に対して”bright”を使う場合は、「明るい」という意味だけでなく「才能が溢れている」「賢い」といった意味で使うこともできるため、どのような意味で使われているのか文脈で判断するようにしてください。
光り輝く星々が夜空を明るく照らしていました。
cheerful「(性格が)明るい」「陽気な」
性格が明るいこと、あるいは陽気であることを表現したい場合は、”cheerful”を使うことが一般的です。
“cheer”は「朗らか」という意味を持つ名詞で、”-ful”は「〜でいっぱいの」という意味を持つ接尾辞であることから、「朗らか+〜でいっぱいの」=「明るい」「陽気な」となりました。
明るくて陽気な人だけでなく、下記のような特徴を持つ人に対しても”cheerful”と表現して問題ありません。
- 気さくで話しかけやすい人
- 快活でおしゃべりな人
- 周囲を思わず笑顔にしてしまう人
これらのように、「楽しそうな」イメージがある人に対する褒め言葉として使ってみてください。
ジェシカの明るい笑いがみんなを元気にさせてくれました。
sunny「(太陽のように)明るい」
“sunny”は本来「晴れている」という意味を持つ形容詞ですが、そこから派生して太陽のように明るい性格を持つ人に対して使える表現になりました。
エネルギッシュな人や、いるだけで周囲を明るくしてくれる人に使ってみてください。
ハリーは太陽のように明るい性格で、クラスメイト全員から愛されています。
upbeat「元気で明るい」
人やモノなどの雰囲気が元気で明るいときには、”upbeat”という表現を使うことも可能です。
光や色が「明るい」ことを言及する際には使わないので、気をつけましょう。
また、使用される場面で意味が少し異なります。
日常会話などカジュアルな場面では人の性格が「元気で明るい」ことを意味することが多いですが、ビジネスなどフォーマルな場面では景気の上昇や会社の業績が好調であることを意味することが多いです。
「元気で明るい」という意味で覚えるよりは、”upbeat=ポジティブな意味”とイメージで覚えておくと良いでしょう。
そのバンドは明るい雰囲気の曲を演奏したため、多くの観衆が歌って踊ることを楽しみました。
easy-going「のんびりして明るい」
のんびりとしていて明るい人に対して”easy-going”という表現を使うことがよくあります。
この表現は直訳すると「気楽に行く」となるため、ストレスや問題をあまり抱え込むことなく、のんびりとしている人、あるいはマイペースな人にピッタリです。
“easy”と”going”の間に「-(ハイフン)」を入れるのを忘れないようにしてください。
ジョンの明るくのんびりとした性格は皆に好かれています。
bubbly「(女性が)明るい」
“bubbly”も性格や態度などが明るいときに使える形容詞ですが、一般的には「女性」や「女の子」の性格が明るいことを表現するときに使用されます。
現在はジャンダーレスな時代になってきているため、この単語が女性限定でなくなる日も来るかもしれませんが、使用する際には注意しましょう。
メラニーの明るい性格は、常に周囲に喜びと笑いをもたします。
happy「(幸せそうで)明るい」
“happy”は本来「幸せな」という意味で使われる形容詞ですが、「幸せそうな雰囲気がある=明るい」と考えられることから、「明るい」という意味で使ったとしても大きく意味が外れることはないので安心してください。
その花嫁は、パーティーの間とても明るかったです。
shining「輝くように明るい」
“shining”も本来であれば「輝く」という意味を持つ形容詞ですが、人の性格に対して使うと「輝くように明るい」という意味で使えます。
前項で紹介した”bright”の類義語です。
日本語では人の性格に対して「輝くほど明るい」と表現する機会はほとんどありませんが、海外、特に英語圏の場合は人のことを大袈裟に褒めるところがあるため、”shining”は比較的よく使われます。
彼女の輝くように明るい性格と、分け隔てなく親切であるところが、周囲からの尊敬や賞賛につながりました。
positive「楽観的で明るい」
“positive”は日本語でも使われる表現と同様に、「楽観的で明るい」性格の人に対して使います。
「ポジティブシンキング」という表現にもあるように、人の性格だけでなく明るく前向きな状況に対しても使えることが特徴です。
困難な状況であったにも関わらず、彼の前向きで明るい態度や考え方は、周囲の人々に希望を持たせました。
friendly「友好的で明るい」
“friendly”は本来「友好的な」という意味を持つ表現ですが、「友好的で明るい」という意味で使っても問題はありません。
それは、友好的な人の大半が明るい人であるからです。
友好的で明るい性格によって、その転校生はすぐに友達を作れました。
「明るい」とセットで使われることが多い英語表現
最後に、「明るい」とセットで使われることが多い下記の3つの英語表現の意味と使い方について、例文つきで詳しく解説します。
- light up
- brighten up
- glow
「明るい」という英語表現とセットで覚えてください。
light up「明るくする」「光らせる」
“light up”は「明るくする」や「光らせる」という意味を持つ表現で、場所や物を物理的に明るくする際に使用する表現です。
しかし、比喩表現として人の表情や態度を明るくする際に使われることもあります。
ジョージのユーモアのセンスはどのような部屋も元気で明るいものにしてくれます。
brighten up「明るくする」
“brighten up”も「明るくする」という意味を持つ表現です。
下記のように、さまざまなものの「明るさ」がアップしたときに使います。
- 場所
- 状況
- 感情・気分
明るい彼女の存在は常に退屈な時間を明るくて楽しいものにしてくれます。
glow「輝く」「発光する」
“glow”は「輝く」や「発光する」という意味を持ち、温かみのある光や健康的な美しさを表現したいときに使います。
また、人の肌や表情が健康的であることを表現する際に使用することも可能です。
いずれにせよ”glow”はポジティブな表現で、褒め言葉として使えるのでぜひ覚えておきましょう。
自分の夢について話すときはいつも マデリーンは表情が幸せで光り輝いています。
「明るい」の英語はたくさん!状況によって正しく使い分けよう!
「明るい」を意味する英語表現は13個あり、下記の通りです。
- light「(色や光が)明るい」
- luminous「明るい」「光り輝く」
- radiant「(表情や雰囲気が)明るい」
- bright「(態度や状況が)明るい」
- cheerful「(性格が)明るい」「陽気な」
- sunny「(太陽のように)明るい」
- upbeat「元気で明るい」
- easy-going「のんびりして明るい」
- bubbly「(女性が)明るい」
- happy「(幸せそうで)明るい」
- shining「輝くように明るい」
- positive「楽観的で明るい」
- friendly「友好的で明るい」
それぞれの表現で「明るい」と表現するための対象(例:人の性格や態度、あるいは場所や状況など)や細かなニュアンスが異なるため、使用する際には正しく使い分けられるようにしましょう。
なお、お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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今回は「明るい」の英語について説明します。
13種類も言い方があるので、最後まで読んで正しい使い分けをマスターしてください。