英語のスピーキングが上達するおすすめ教材9選

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラが、ネイティブの監修のもと、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。

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「英語のスピーキングが上達しない・・・」

「ひょっとして年齢的にもう無理なのでは？」

そんなふうに悩んでいませんか？

英会話教材や英会話スクールで勉強しても、英語のスピーキングってなかなか上達しないですよね。

いくら勉強しても上達しないから、「才能がないのかも・・・」と思いたくなることもあると思います。

そこで、この記事では、英語のスピーキングが確実に上達する英会話教材を8冊紹介します。

など、スピーキングが上達しなくて悩んでいるなら、これらの教材を試してください。

今までは英語で言葉が出て来なかったとしても、パッと英語が出てくるようになるはずです。

独学で英語のスピーキングが上達する勉強法

英語のスピーキングスキルを伸ばすためには、「英語を話す練習」をすることが必要です。

当たり前のことですが、できている人はあまりいません。

ほとんどの人は、オーディオ教材を使って「聞く練習」をしたり、英文を「読む練習」をしながら「話すスキル」が伸びるのを待っています。

でも、「聞く練習」や「読む練習」をしてもスピーキングは上達しません。

また、英会話フレーズをたくさん暗記しても、海外旅行でホテルにチェックインするときのようなお決まり英会話では役に立ちますが、自由な英会話には対応できません。

英語のスピーキング上達には、自分の頭で考えて、自分で英作文して、声に出して話す練習が必要です。

ここで紹介する英語教材は、すべて英語のスピーキングスキルを伸ばす効果がある教材ばかりです。

英語レベルとしては、中学で習う英文法をざっくりと理解していれば始めることができるので、初心者から始めることができます。

スピーキング上達の鉄板教材

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』（森沢洋介著）

amazonの英会話教材のジャンルで上位をキープしている人気教材です。

文法単元ごとに日本語文と英文が掲載されていて、日本語文を見て英語で言う練習を繰り返します。

たとえば、

「あなたは教師ですか？」

という日本語文を見て

「Are you a teacher?」

と、瞬時に英語で言えるように練習します。

このような練習を瞬間英作文と言います。

最初は簡単な単元から始めて、少しずつ難しい単元に進むので、英会話の初心者でも安心して練習できます。

また、英文に出てくる単語は、英作文の練習の妨げにならないように、中学レベルの単語だけが使われています。

英語のスピーキング上達の鉄板教材と言えます。

少し慣れてきたらおすすめの教材

『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』（森沢洋介著）

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が終わったら取り組む英会話教材です。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では、文法単元ごとに瞬間英作文を練習しました。
『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』では、いろいろな単元がバラバラに掲載されています。

だから、「ここは不定詞の単元だから、この英文は不定詞を使えばいいな」というような予想を立てられなくなります。

どのような英文を作らなければいけないかを自分で瞬時に判断しなければいけないので、英語のスピーキングがさらに上達します。

絵で見てパッと言う英会話の教材

『絵で見てパッと言う英会話トレーニング　基礎編』（Ｎｏｂｕ Ｙａｍａｄａ著）

書店で手に入るほとんどの英会話教材は、日本語文と英文が書かれていますが、この教材ではイラストを見て、そのシチュエーションに合った英語を言う練習をします。

たとえば、下の画像で左上のイラストは、「今夜は仲間と夕食。思い切って先生も誘ってみよう」と考えている状況です。

この状況で「先生、私たちごはん食べに行くんですけど、先生もどうですか？」と英語で声をかけたいと想定しています。

この教材のポイントは、日本語文を英訳するのではなく、イラストの状況に会った英語を言うことです。

だから、次のページに書かれている回答文では、「先生、私たちごはん食べに行くんですけど、先生もどうですか？」の英訳ではなく「Would you like to join us for dinner tonight?」（今夜、夕食に参加しませんか？）と書かれています。

この教材では、短くてシンプルな英文しか練習できませんが、言葉が出て来なくて悩んでいる人の頭の運動に効果的です。

ネイティブが使う英語表現が身に付く教材

『英会話 超リアルパターン500+』（イ・グァンス、イ・スギョン著）

この教材も『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』や『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』と同じように、スピーキングのトレーニングをたっぷりできます。

『瞬間英作文トレーニング』との大きな違いは、ネイティブがよく使う表現のパターンごとにまとめられていることです。

たとえば、「Don't even think about…」（～しようなんて思うなよ）という表現パターンのページには、以下のような例文が掲載されています。

そんなこと夢にも思うなよ。
Don't even think about it.
.
今夜は眠ろうなんて思うなよ。
Don't even think about sleeping tonight.
.
文句を言おうなんて思うなよ。
Don't even think about complaining.
（58ページより）

そのままでも英会話で使える表現が収録されているので実用性が高い教材と言えます。

ただし、よく使われる表現ごとにまとめられているため、基礎をマスターせずにこの教材から始めたら、知識が断片的になってしまいます。

最初は、英語の基礎（文法構造）を確実に身に付けるために『瞬間英作文トレーニング』の教材でスピーキングを練習してから、この教材に取り組んでください。

英語のリズムと発音が上達する教材

『決定版 英語シャドーイング 入門編』（玉井健著）

英語のオーディオを聞いて、それを追いかけるように声に出して練習するシャドーイングを練習するための教材です。

シャドーイングを練習すると、以下のような効果があります。

英語のイントネーションや発音が上達するだけでなく、リスニング上達に大きな効果があるので、英会話のときにとても役に立ちます。

シャドーイングのやり方が詳しく説明されている上、簡単な英文から少しずつステップアップできるので、英語初心者でも安心して取り組めます。

シャドーイングについて詳しくは、以下の記事を読んでください。

シャドーイングとは？簡単6ステップのやり方とおすすめ英語教材

「知っている」を「使える」に変える教材

『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』（森沢洋介著）

リスニング、リピーティング、シャドーイングという３つの練習法を１つにまとめた教材です。

英語レベルとしてはTOEIC 300点から600点がターゲットの教材なので、初心者から安心して取り組めます。

もちろん勉強法も詳しく説明されています。

上に紹介した『決定版 英語シャドーイング 入門編』とどちらがいいかは、個人の好みの問題ではないかと思います。

書店で実際に手に取ってみて、気に入った方で勉強されてはどうでしょうか。

『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』については、以下のページで詳しく説明しています。

【音読の効率アップ】人気の英語教材「音読パッケージ」の効果を検証

中学英語だけでビジネス英会話ができる教材

『頻出ランキング順 中学英語だけで話せるビジネス英会話』（勝木龍、福水隆介著）

これも『瞬間英作文トレーニング』と同様に瞬間英作文でスピーキングを練習する教材です。

ビジネスの現場でよく使う表現パターンごとにまとめられていて、掲載されている英語フレーズもビジネス英語寄りです。

たとえば、「Please make sure you…」（必ず～してください）というパターンを紹介するページには、以下のようなビジネスの現場でよく使う例文が掲載されています。

必ず私に報告をしてください。
Please make sure you report to me.
.
必ずバッテリーをチェックしてください。
Please make sure you check the battery.
.
必ず私に連絡をしてください。
Please make sure you call me.
（96ページより）

使われているのは中学で習うレベルの文法と単語です。

しかし、まだ英語をぜんぜん話せない人は『瞬間英作文トレーニング』で基礎を固めてから取り組んでください。

シチュエーションごとのビジネス英語が身に付く教材

『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』（成重寿、入江泉著）

これも日本語を見て英語で言うという瞬間英作文で英語のスピーキングを練習できる教材です。

「自己紹介する」「クレームに対応する」「報告・連絡する」など、ビジネスのシチュエーションごとにまとめられています。

たとえば、「クレームに対応する」のセクションでは以下のような英文が掲載されています。

そちらは今週中に入荷の予定です。
We expect it to come in by the end of the week.
.
不足分の商品はすぐにお送りいたします。
We'll ship the missing items immediately.
.
破損商品に関しては当社の負担でお取り替えいたします。
We'll replace the damaged items at our costs.
（78ページより）

この例文を見れば分かるように、初心者には少々難しい教材です。

初心者がこの教材から始めると挫折するので、その前に『瞬間英作文トレーニング』や『中学英語だけで話せるビジネス英会話』で練習してください。

簡単な言葉で何でも言えるようになる教材

『英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる！』（奥村美里著）

英語で話すときに、すでに知っている単語と表現を使いこなして何でも言えるように練習できるスピーキング教材です。

たとえば、「彼らなら気を利かせて、先に帰ったよ」は英語でどう言えばいいでしょうか？

「『気を利かせる』ってどう言えばいいのだろう？」と考えても出てこないですよね。

そんなときは、以下のように言い換えると簡単に表現することができます。

彼らは、僕たちのためにもう帰ったよ。
They already left for us.
.
彼らは僕たちのことを考えて家に帰ったよ。
They thought about us and went home.
.
彼らは僕たちが二人きりになったほうがいいと考えて帰ったよ。
They thought it was better for us to be alone and went home.
（91ページより）

難しいことも簡単な表現に言い換えると、意外に簡単な英語で表現できます。

ついつい難しく考えがちな人におすすめの本です。

どれくらいの時間、勉強すればいいのか

英語の勉強を始めたばかりの人から「1日に何時間勉強すればいいですか？」という質問をされることがあります。

しかし、個人の能力差や集中力の違いによって上達の早さはまったく違うので、1日に何時間勉強すれば身に付くと言えるものではありません。

だから「1日に1時間勉強する」というように時間で決めるのではなく、「今日は教材の何ページから何ページまでやる」というように決めた方がいいです。

また、1日1時間勉強するにしても、集中して勉強するのと、テレビを見ながらボンヤリ勉強するのとでは、まったく効果が違います。

だから、英語の勉強は、勉強時間ではなく量で決めてください。

たとえば、

など、その日に何をするかを決めておきます。

そして、予定した勉強が10分で終わったら、その日の勉強はお終い、予定した勉強が終わらないなら、2時間でも3時間でも続けるというようにします。

このように、時間ではなく量を目安に勉強を進めることで、確実に結果を出すことができます。

英語のスピーキングが上達するおすすめ

英語を話せるようになるには、スピーキングの練習が必要です。

でも、「聞く練習」をしてスピーキングが上達することを待つという効果の出ない勉強法が広く宣伝されているため、大勢の人が英語を話せるようにならずに悩んでいます。

この記事で紹介した英語教材は、どれもスピーキング上達に徹底的にこだわった教材ばかりです。

スピーキングの練習をしてスピーキングスキルを伸ばす教材なので、確実に効果がでます。

1. 聞き流し系の英会話教材で効果が出ない人
2. 英会話教室に行っても上達している実感がない人
3. これから英会話を始める人
4. 文法は得意だけどスピーキングが苦手な人

に、特におすすめの教材です。

これらの教材で勉強して、英語のスピーキングスキルをモリモリ伸ばしてください。

なお、確実に効果を出すための勉強法について、メール講座で詳しく説明しています。

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