「我を忘れる」を英語でどう言う?”beside oneself with~” で感情を強調!

信じられないほど嬉しい出来事があった時、あるいは怒りがこみ上げてどうしようもなくなった時、「我を忘れる」という経験はありませんか?
感情が極限まで高まった状態を表現するこの言葉は、日本語ではよく使われますが、英語ではどのように表現すれば良いのでしょうか。
この記事では、「~のあまり我を忘れる」という意味の「beside oneself with~」というフレーズを中心に、その使い方やニュアンスを例文を交えながら詳しく解説します。
感情を豊かに伝える英語表現を学びましょう。

「我を忘れる」の英語
【フレーズ】beside oneself with~(~に我を忘れる)
【例文】
A: Guess what?
I won a free trip to Okinawa!
I was beside myself with joy.
(ねえ、聞いてよ!沖縄旅行が当たったんだ!
喜びに我を忘れちゃったよ。)
B: No way! That's awesome.
You always talked about going there.
(うそでしょ!すごいじゃん。
ずっと行きたいって言ってたもんね。)
A: Thanks!
I'm already making plans for sightseeing and beach activities.
(ありがとう!
もう観光やビーチで何をするか考え始めてるんだ。)
【説明】
「beside oneself with~」は、「~のあまり我を忘れる」という意味の表現です。
少し感情を大げさに表すときに使います。
A: I just got a job offer from a big company!
I was beside myself with joy.
(大きな会社から仕事のオファーをもらったんだ!
喜びに我を忘れちゃったよ。)
B: That's awesome!
You've been working really hard for this.
(すごいじゃん!ずっと一生懸命がんばっていたもんね。)
withの後ろの~の部分は、別の言葉でもかまいません。
She was beside herself with anger after hearing the unfair decision.
(彼女は、その不公平な決定を聞いて怒りで我を忘れた。)
ちなみに、「overwhelmed with~」という言い方もあります。
She was overwhelmed with joy after winning the lottery.
(彼女は宝くじに当たって、喜びでいっぱいになった。)
「我を忘れる」の英語まとめ
「我を忘れる」という感情の極致を英語で表現する際に、「beside oneself with~」 は非常に効果的なフレーズです。
喜びや怒りなど、特定の感情によって理性を失うほど興奮した状態を伝えることができます。
また、「overwhelmed with~」 も同様に感情でいっぱいになる様子を表します。
これらの表現を使いこなすことで、あなたの英語での感情表現はより豊かになり、細やかなニュアンスまで相手に伝えることができるでしょう。
ぜひ、実際の会話で積極的に使ってみてください。
【編集後記】
これまで、PS-EXプロジェクトや翻訳講座で、さまざまな学習者を見てきましたが、英語がなかなか上達しない人には、ある共通点があることが分かりました。
それは、「復習が圧倒的に不足している」ということです。
復習の重要性は、小学生の頃から何度も聞かされてきたはずです。
それでも、一度勉強した内容を再び学ぶのは、正直、面白いものではありませんよね。
新しいことに挑戦したくなる気持ち、よく分かります。
あるいは、心のどこかで、「復習して、過去に勉強したことを覚えていないと分かったら、なんだか悔しい…」と感じているのかもしれません。
しかし、復習を怠ると、せっかく学んだ内容をほとんど忘れてしまいます。
その結果、費やした時間が無駄になってしまうのです。
前回もお伝えしましたが、エビングハウスの忘却曲線 によると、意味のない音節を記憶した場合、
1日後:67%を忘却
2日後:72%を忘却
6日後:75%を忘却
という結果が出ています。
英語は「無意味な音節」ではありませんが、それでも放置すれば、確実に忘れてしまいます。
では、どのくらいのタイミングで復習するのが効果的でしょうか?
目安としては以下の通りです。
1週間後
2週間後
4週間後
記憶力には個人差があるため、忘れやすいと感じる人はもっと頻繁に復習すると良いでしょう。
さらに、6週間後、8週間後と間隔を空けて復習を続けるのも効果的です。
「復習ばかりしていたら、新しいことを学ぶ時間がなくなるのでは?」
と心配になるかもしれません。
でも安心してください。
2度目、3度目と復習を重ねるごとに、必要な時間はどんどん短くなっていきます。
例えば:
1回目の復習:30分
2回目の復習:15分
3回目の復習:5分
このように、短時間で復習が済むようになるため、新しい学習の時間を確保することも可能です。
もしあなたが、
「勉強しているのに、なかなか伸びない…」
と感じているなら、その原因は復習不足かもしれません。
復習は面倒だと思うかもしれませんが、繰り返し取り組むことで、確実に英語力が向上します。
復習を習慣化することが、成功への近道です。
もっと自由に英語を話せるようになるには
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