「最大限の努力をする」の英語表現:”bend over backwards”の使い方と例文

プレゼンテーションの準備に追われる友人を助けたい時や、困難なプロジェクトを成功させるために力を尽くすと宣言する時、あなたは「最大限の努力をするよ」と伝えるでしょう。
そんな熱意ある気持ちを英語で自然に伝えられたら、表現の幅がぐっと広がります。
本記事では、日本語の「最大限の努力をする」というニュアンスを的確に伝える英語フレーズ「bend over backwards」とその類義語である「go out of one's way」について、具体的な例文を交えながら紹介します。

目次
「最大限の努力をする」の英語
【フレーズ】bend over backwards(最大限の努力をする)
【例文】
A: I'm really worried about my presentation tomorrow.
I'm not sure if I'm ready.
(明日のプレゼンテーション、本当に心配だな。
準備ができているか自信がないよ。)
B: Don't worry! I'm here to help.
I'll bend over backwards to make sure you're well prepared.
(心配しないで!私がついてるよ。
君がしっかり準備できるように、最大限の努力をするよ。)
A: Wow, thanks! I really appreciate it.
You're the best!
(わあ、ありがとう!本当に感謝するよ。あなたは最高だ!)
【説明】
「bend over backwards」 は、「後ろに倒れるほど曲がる」という意味で、そこから「最大限の努力をする」というニュアンスになります。
A: Can you finish this report by noon?
It's really urgent.
(このレポート、お昼までに終わらせてくれる?
本当に急ぎなの。)
B: I'll bend over backwards to make it happen.
(なんとか間に合わせるよう、できる限りのことをするよ。)
A: Thanks a lot!
(本当に助かる!)
似たような表現として「go out of one’s way」(特別な努力をする)があります。
これは文字通りには「自分の道からそれる」ですが「わざわざ〜する」や「尽力する」という意味で使われます。
Even though she is not a family member,
she goes out of her way to help around the house.
(彼女は家族ではないのに、わざわざ家の手伝いをしてくれます。)
「最大限の努力をする」の英語まとめ
目標達成に向けて、あるいは誰かのために「最大限の努力をする」ことは、多くの場面で求められる誠実な態度です。
今回ご紹介した「bend over backwards」と「go out of one's way」は、そのような強い意志を英語で伝えるための効果的な表現です。
これらのフレーズを使いこなして、あなたの努力や情熱を英語で表現してみましょう。
【編集後記】
あなたにとって「英語ペラペラ」とは、どのくらいのレベルを思い浮かべますか?
日常英会話で困らないレベルでしょうか?
それとも、ビジネスの場でスムーズに会話できるレベル?
もしくは、ネイティブのように自然に話せるレベルでしょうか。
人それぞれ、ペラペラの基準は違いますよね。
私自身、英語の勉強を始めたころは「ペラペラ=ネイティブレベル」だと思っていました。
極端な話、英語力は
—————-
1. 全く話せない
2. ネイティブ並みに話せる
—————-
の2段階しかないと本気で思い込んでいたんです。
今振り返ると、ずいぶん極端な考え方でした。
「海外留学さえすれば、一気にネイティブ並みになれる」と信じていたのですから。
でも実際には、そんなに簡単ではありませんでした。
1と2の間には、たくさんのレベルがあります。
例えば…
—————-
・単語を並べて最低限の会話ができるレベル
・カタコトでも意思疎通ができるレベル
・頑張りながらも何とか会話が続くレベル
・簡単な内容ならスラスラ話せるレベル
・ビジネスで不自由なく話せるレベル
—————-
どんなに努力しても、これらの段階を飛び越えて、いきなり最上級レベルに到達することはできません。
スポーツで初心者がいきなりプロ選手になれないのと同じです。
それに、そもそもネイティブレベルを目指す必要がない場合も多いのです。
例えば、海外旅行で困らない程度に話せれば十分だという方もいるでしょう。
現地でレストランの注文ができたり、道を尋ねたりできるだけで、旅はぐっと楽しくなりますよね。
また、外国人とちょっとした世間話ができればいいなら、
「カタコトでも通じるレベル」や「簡単な会話がスムーズにできるレベル」で十分です。
そのレベルに達した時点で、あなたにとっての「英語ペラペラ」は達成できているのかもしれません。
実際、全く英語を話せない人から見れば、
あなたは「すごい!英語ペラペラだね!」
と尊敬されるはずです。
この話をするのは、目標設定が高すぎて自信をなくしている人をよく見かけるからです。
例えば、目的が「海外旅行をもっと楽しむこと」なのに、「ネイティブ並みに話せなきゃダメ」と思っていたら、いつまで経っても自分の英語に満足できなくなってしまいます。
でも実際は、日常会話や旅行で必要なのは
「完璧さ」ではなく「伝わること」です。
だからこそ、英語を学ぶ目的と目標が合っているか、一度振り返ってみてください。
「海外旅行を楽しみたい」なら、簡単なフレーズを覚えるだけで十分。
「外国人の友達を作りたい」なら、カタコトでも笑顔で話しかければ、きっと喜んでもらえます。
大切なのは、完璧を求めすぎないこと。
まずは「伝わる英語」を目指してみましょう。
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 “ある練習” が必要です。
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