「get a kick out of」というフレーズを聞いたことはありますか?
これは何かを「大いに楽しむ」という意味で、日常会話でよく使われる便利な口語表現です。
この記事を読んで、明日から使えるようにマスターしましょう。
英会話ハイウェイでは、10年以上の経験を持つ翻訳者のアキラとYui、ナオ、ネイティブ翻訳者が、日常英会話で使う表現や勉強法、翻訳の仕事について分かりやすく説明しています。
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語をパッと話せるようになる方法については、無料のメール講座をご確認ください。
「大いに楽しむ」の英語
【フレーズ】get a kick out of (大いに楽しむ)
【例文】
A: Did you see the look on his face when the surprise party started?
(サプライズパーティーが始まった時の彼の顔を見た?)
B: Yeah, he was totally shocked!
It was hilarious.
(うん、完全に驚いてたね!すごく面白かった。)
A: I get a kick out of planning surprise parties and seeing people's reactions.
(サプライズパーティーを計画して、みんなの反応を見るのがすごく楽しいんだ。)
【説明】
「get a kick out of」は、何かを「大いに楽しむ」「面白がる」という意味のカジュアルな表現です。
フォーマルな場面では避けた方が良いでしょう。
子供が遊園地でジェットコースターに乗ってワクワクするような、心が躍る楽しさに近いです。
また、少し危険なことや、いたずらっぽいことを面白がる時にも使えます。
例えば、
He gets a kick out of playing pranks on his friends.
(彼は友達にいたずらをするのを面白がっている。)
のように使います。
A: Did you see how he tried to fix his computer?
(彼がどうやってパソコンを直そうとしてたか見た?)
B: Yeah, he was clicking everything randomly!
It was a disaster.
(うん、彼は手当たり次第にクリックしてたね!
ひどいありさまだった。)
A: I get a kick out of watching him try to solve tech problems.
He always makes it worse.
(彼が技術的な問題を解決しようとするのを見るのがすごく楽しいんだ。
いつも悪化させるんだよ。)
同じように「get a blast out of」も使えます。
I really get a blast out of watching my dogs play in the dog run.
(ドッグランで犬たちが遊んでいるのを見るのが本当に楽しい。)
「大いに楽しむ」の英語まとめ
誰かの面白い反応や、ちょっとしたいたずらなど、「大いに楽しむ」気持ちを英語で伝えるには、get a kick out ofがぴったりの表現です。
さらに、別の言い方として「get a blast out of」も覚えることで、表現の幅がぐっと広がります。
【編集後記】
「タコ人間」って聞いたら、どんなイメージが浮かびますか?
映画好きなら、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のあの“タコ船長”を思い出すかもしれませんね。
でも今回お話したいのは、英語学習における「タコ人間」です。
つまり、骨(基礎)がないのに、肉(応用)ばかり増やそうとする人のこと。
英語学習でも、これ…よくある話なんです。
たとえば、フレーズ集を覚えてそのまま口に出す【録音・再生】英会話。
昔の私がまさにコレでした。
たとえばこんな感じのフレーズ↓
Could you ask ( ) to call me back?
「~に折り返し電話するよう伝えてもらえますか?」
このフレーズを覚えて、( ) に名前を入れ替えるだけ。
かなり便利でした。
特にまだ携帯がなかった頃は、超使えました。
…でも、これには落とし穴もあって。
■ 決まったパターンしか言えない
■ 少しでも想定外の状況になると対応できない
つまり、自由に会話したい人には物足りないんです。
じゃあ、自分の言葉で話そうとするとどうなるか?
今度は【カタコト英会話】になりがちなんですよね…。
たとえば「固定電話でかけ直してもいい?」って言いたいとき。
英語なら、
Mind if I call you back on the landline?
って、「landline(固定電話)」は最後に来るんです。
でも、日本語だと「固定電話」が最初。
だから…
「う~ん、landline…」←そこから先が出てこない!
語順を知らないと、単語を適当に並べるだけになっちゃうんです。
その原因って何かというと、やっぱり「文法=骨」がないから。
フレーズを覚えるだけじゃ限界があるし、語順を知らなければ自由に話せない。
文法がないと、英語は“なんとなく伝えるツール”で終わってしまいます。
「自分の言葉で話せるようになりたい」
「初心者を卒業したい」
そう思っているなら、やっぱり文法を学ぶのが一番の近道です。
面倒くさい?
たしかにそうかもしれません。
でも、一度ちゃんと理解してしまえば、そのあとがグッと楽になりますよ!
もっと自由に英語を話せるようになるには
お決まりフレーズを言うだけでなく、自分の言葉で英語を話せるようになるには、 "ある練習" が必要です。
詳しい練習法については、無料のメール講座で公開しています。