「適当」は英語で?適当な男/適当に選ぶ、などテキトーの言い方7選
このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。
こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。
今回は、「適当」の英語について説明します。
「適当」という言葉には、「適切」という意味と「いい加減」という意味があります。
この記事で説明するのは、「いい加減」という意味の「適当」の英語です。
「適当な男」「適当に選ぶ」など、日常会話でよく使う表現を紹介しますので、今日から英会話で活用してください。
信用できない
責任感がなくて「信用できない」「頼りにならない」という意味の「適当」の英語は「unreliable」です。
「unreliable」は、日本語では「あてにならない」「信じられない」「信頼できない」という言葉がピッタリです。
I wouldn’t count on him since he is totally unreliable.
彼は本当にいい加減だから、私は頼りにしません。
※「count on~」=~に頼る、「totally」=本当に
I think people just trust unreliable information too easily.
みんな、不確かな情報を信用し過ぎると思います。
(人々は、当てにならない情報を簡単に信じすぎると思います)
※「trust」=信じる、「easily」=簡単に
無責任だ
どんな結果が待ち受けているかを考えずに、軽はずみで適当な行動をとることを英語で「irresponsible」と言います。
「irresponsible」には、「無責任な」という日本語がぴったりです。
It is sad to say, but he has always been an irresponsible father.
残念なことに、彼はいつも無責任な父親でした。
(言うのも悲しいことですが、彼はいつも無責任な父親でした)
I filed a divorce since I could no longer tolerate his irresponsible behavior.
彼のあまりにも無責任な態度にはもう限界だったので離婚を申請しました。
(彼の無責任な行動に我慢できなかったので、私は離婚を申請しました)
※「file a divorce」=離婚を申請する、「tolerate」=我慢する、「behavior」=振る舞い
いい加減な
注意して行動しなかったり、やることが中途半端だったりするような適当な人を英語で「sloppy」と言います。
「sloppy」は、日本語では「いいかげん」「ずさん」などと訳されます。
He is so sloppy.
彼は本当にいい加減だなあ。
You did a hell of a sloppy job here.
ひどくいい加減な仕事をしたものですね。
※「a hell of~」=非常に~な
I don’t like to eat with him because he’s a sloppy eater.
彼の食べ方は実に汚らしいので一緒に食事をするのが嫌です。
(彼はだらしない食べる人なので、彼と一緒に食べるのは好きではありません)
The new guy, Yamada in our office does too much of a sloppy job.
新入社員の山田君は、適当な仕事をするから困るよ。
※「too much of~」=過剰な~
当てにならない
少し変わっていて物忘れが激しく、約束などをすっぽかして当てにならない適当な人を「flaky」と言います。
「flaky」はアメリカ英語で使われる口語で、日本語では「当てにならない」と訳されます。
Grace is flaky but she’s fun to be with.
グレースは当てにならないけれど、一緒にいると楽しいです。
Patrick is kind of flaky, but everyone likes him.
パトリックはちょっと当てにならないけど、誰もが彼を好きです。
※「kind of」=やや、多少
不注意な
注意が足りなくてよく失敗するような適当な人を「careless」と言います。
「careless」は、日本語では「不注意な」「そそっかしい」「軽はずみな」「軽率な」などと訳されます。
Dennis is careless about time.
デニスは時間に無頓着です。
(デニスは、時間に関してテキトーです)
※「be careless about~」=~にいい加減である
So many people are killed every year by careless drivers.
多くの人が毎年、無謀運転により亡くなっています。
(たいへん大勢の人が、毎年、不注意な運転手によって殺されています)
She is notorious for making careless mistakes.
彼女はうっかりミスをよくやるので有名です。
※「notorious」=悪名高い
中学生のときに行ってた塾で、受験生にケアレスミス消しゴムってのを配ってた。
やる気がない
「気持ちがこもっていない」「やる気がない」という意味の「適当」の英語は「half-hearted」です。
「heart」には「~を愛する」という意味があり、「half-hearted」は直訳では「半分だけ愛する」という意味になります。
You cannot accomplish this job with a half-hearted attitude and you know that.
この仕事は、いい加減な態度では成し遂げられないことは分かっているはずです。
(いい加減な態度では、この仕事を成し遂げることはできません。あなたはそのことを知っています)
※「accomplish」=成し遂げる、「attitude」=態度
His half-hearted way of doing things will not get him anywhere.
何事に対してもいい加減な態度なので彼は成功しません。
(中途半端な方法で物事をすることは、彼をどこにも連れていきません)
その他の「適当」の英語
Just finish up your homework and let’s hit the road!
宿題なんか適当に終わらせて遊びに行こうよ。
※「finish up」=完成する、「hit the road」=出かける
「just」には「とにかく」という意味があります。
「Just finish」と「just」を使うことで、「とにかく何でもいいから終わらせろ」というニュアンスが出ます。
I picked up something for my husband for his birthday at UNIQLO. Nothing much and was an easy choice.
夫の誕生日プレゼントは、ユニクロで適当に選びました。
(夫の誕生日にユニクロで何かを買いました。大した物ではないし、適当に選びました)
It was nothing much and it was an easy choice.
を略した口語的な言い方。
「It was~」のように言うと、友達どうしでは少し表現がカタイように思う。
「Nothing much and was an easy choice.」は文法的には正しくないかもしれんけど、日常会話やメールではこのようによく言う。
ちなみに、「easy choice」は、直訳すると「お手軽な選択」になる。
自分で選んでおきながら、適当に選んだことを少し反省というニュアンスがある。
※「potluck party」=参加者が食べ物を持ち寄るパーティー
I just grabbed myself whatever bento available at the convenience store since I was busy.
忙しかったので、コンビニで弁当を適当に選びました。
(忙しかったので、コンビニで入手可能な適当な弁当をつかみ取りました)
※「grab」=つかむ、「whatever」=何でもいいから、「available」=入手可能な
前に出てきましたが「just」は「とにかく」という意味です。
「just grab」なので、「とにかくつかんだ」(とにかくパッと手に取った)というニュアンスですね。
あまり考えずに適当に選ぶという意味では「without thinking」も使える。
I just picked it up without really thinking.
しっかり考えずに、それをパッと選びました。
※「pick up」=手に取る
英語を自由に話せるようになる方法とは?
この記事では、「適当」は英語でどう表現すればいいかについて説明しました。
日常会話でよく使う言葉なので、覚えておいて今日から英会話で活用してください。
ただし、よく使う表現を暗記しただけでは、英語を自由に話せるようにはなりません。
英語を自由に話せるようになるには、英語を話すための独自の勉強が必要です。
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Don't rely on me.
私に頼らないで。
Neal is a quiet and reliable man.
ニールは物静かで頼りになる男性です。
で、「reliable」の否定形が「unreliable」(あてにならない)ってこと。