キミにも解けるかな?アメリカ小学校の算数文章題が意外に難しい
「最近、買い物のときの簡単な計算ができなくなってきた」「足し算はできるけど、引き算ができなくなった」なんてことはありませんか?
以前は簡単にできた小学生レベルの簡単な計算なのに、歳を重ねてくると急に計算が苦手になることってあるんですよね。
普段の生活ではパソコンや計算機を使えばいいので、計算ができなくてもそれほど不自由はしないかもしれませんが、普段から脳をしっかり鍛えていないと、だんだん脳が衰えてしまんですよ。
そこで今回は、脳を鍛えるのにちょうどいい算数の問題を紹介します。
ただの算数問題では面白くないので、アメリカの小学校で出される算数の文章題をそのまま英語で紹介します。
英語の勉強をしながら算数で頭の体操ができるので脳トレにピッタリです。
こういった英語で書かれた算数の文章題を解くことで、
- 脳の普段使わない部分を鍛えることができる。
- (ちょっとだけ)算数の勉強になる。
- ネイティブなら子供でも知っている算数表現を身に付けられる。
- 英文を読むスキルが上達する。
- 英語的な思考が身に付く。
というメリットがあります。
小学1年生から6年生までの問題、合計6題を紹介しますので、挑戦してみてください。
もし、「算数の問題を考えるのは面倒だな」という場合は、英会話で使えるフレーズが満載のこちらのページをどうぞ。
アメリカ小学校の算数問題
アメリカの小学校で出される算数の文章問題を小学1年生から小学6年生に分けて1題ずつ、合計6問、紹介します。
ネイティブの小学生が読むのと同じレベルの英語で書かれていますが、すべて理解できるでしょうか?
5分ほど時間を取って考えてみてください。
小学1年生
At Laura's house, there was 23 inches of snow, and Walnut Grove Elementary school received 18 inches of snow. How much more snow did Laura's house have?
※「Laura」=ローラ(女性の名前)、「inch」=インチ(1インチ=約2.5cm)、「Walnut Grove Elementary school」=ウォルナット・グローブ小学校(架空の小学校)
小学2年生
Mary had 60 cents. She paid 35 cents for a chocolate bar. How much change will she get?
※「cent」=セント、「chocolate bar」=チョコレート、「change」=おつり、小銭
小学3年生
Caroline has 18 chocolate bars. She wants to put them into 6 boxes so there are the same number of chocolate bars in each box. How many chocolate bars should go in each box?
※「Caroline」=キャロライン(女性の名前)
小学4年生
Mr. Ingalls had a $10.00 bill. If erasers cost 5 cents each, how many erasers could Mr. Ingalls buy with his money?
※「Mr. Ingalls」=インガルスさん、「bill」=お札
※「eraser」=消しゴム
小学5年生
Mr. Oleson sold 300 candy bars for $0.50 each. If half of the cost is profit, how much profit did he make on the candy bars?
※「Mr. Oleson」=オルソンさん、「profit」=利益
小学6年生
Nellie loves reading books and she can read 60 pages in 3 days. How many pages can she read in 4 weeks.
※「Nellie」=ネリー(女性の名前)
答え合わせ
ここでは、問題の日本語訳と答えを紹介します。
問題文の意味を正しく理解できていたかを確認して、もし正しく理解できていなかった場合は、英語の問題文を読み直してください。
英語を勉強することが目的なので、計算を間違っていても問題ありませんが、英文を読み間違っていた場合は復習しておきましょう。
小学1年生
ローラの家では、23インチの雪が積もりました。ウォルナットグローブ小学校では18インチの雪が降りました。ローラの家では、雪はどれくらい多く積もりましたか。
23-18=5
Laura's house had 5 more inches of snow.
ローラの家では、5インチ多くの雪が積もりました。
23インチって言われても、今ひとつピンと来ない・・・。
かなりの量の雪が積もったことになるな。
ちなみに、アメリカでは、以下のような単位が使われている。
長さの単位:インチ、フィート、ヤード、マイル
温度の単位:華氏(FAHRENHEIT、°F)
重さの単位:オンス(oz.)、パウンド(lb.)
容積の単位:パイント(pt.)、クオート(qt.)、ガロン(gal.)
面積単位:スクエア・インチ(in2)、スクエア・フィート(ft2)、スクエア・ヤード(yd2)、エーカー(A)
温度の単位も違うんやな。
昔、留学してたときに、温度の単位が違うことを知らなくて、アメリカ人に「今日は95度もあるんだって。暑いなあ~」って言われて混乱した経験がある(涙)。
摂氏95度というと、もうすぐ水が沸騰する温度だけど、アメリカで使われている華氏95度は摂氏なら35度。
夏の暑い日なら、普通にある気温や。
摂氏と華氏の計算は、Googleで「摂氏30度は華氏で」のように検索するとできる。
小学2年生
メアリーは60セント持っていました。彼女はチョコレートに35セント払いました。彼女が受け取るおつりはいくらでしょう。
60-35=25
She gets 25 cents change.
彼女は25セントのおつりを受け取ります。
小学3年生
キャロラインは、18個のチョコレートを持っています。彼女は、それぞれの箱に同じ数のチョコレートが入るように、チョコレートを6つの箱に入れたいと考えています。それぞれの箱には、チョコレートを何個入れるといいでしょう。
18÷6=3
3 chocolate bars should go in each box.
それぞれの箱に3個のチョコレートを入れる。
「チョコレートが箱の中に行く」という表現が面白いな。
日本語と英語は文法が違うだけじゃなくて、そもそもの概念が違う。
だから、こういうネイティブの表現を覚えると、ネイティブっぽい英語を話せるようになる。
小学4年生
インガルスさんは、$10.00札を1枚持っています。消しゴム1つ5セントするなら、インガルスさんは何個の消しゴムを買えますか。
$10.00=1000 cents.
1000÷5=200
He can buy 200 erasers.
彼は200個の消しゴムを買えます。
小学5年生
オルソンさんは、300個のキャンディーを1つ$0.50で売りました。価格の半分が利益だとしたら、キャンディーの利益はいくらですか。
300×0.5=150
150÷2=75
He made $75 profit.
彼は$75の利益を手に入れます。
小学6年生
ネリーは、本を読むのが好きで、3日に60ページ読むことができます。ネリーは、4週間なら何ページ読むことができますか。
60÷3=20
7×4×20=560
She can read 560 pages.
彼女は560ページ読むことができます。
ちなみに、算数の英語表現については、『「分数」の英語|3/13などの読み方と正しく伝わる簡単テクニック』も読んでほしい。
分数は、「せっかく合コンに行ったのに、参加者の4分の3は男だった」みたいに日常会話で使える。
基本的な表現を覚えておくと必ず役に立つで。
まとめ
この記事では、アメリカの小学校で勉強する算数の問題を紹介しました。
どれくらい正解できましたか?
こういった文章題は、子供でも理解できる分かりやすい会話的な表現が使われているので、覚えておけば普段の会話でも役に立ちます。
頭の体操をかねて、ときどき挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
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