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英語で頑張りを伝える!「一層の努力をする」は "go the extra mile" で表現

一層の努力をする

チームメンバーや友人が、目標達成のために「すごく頑張った」「求められた以上のことをしてくれた」と感じたとき、その頑張りを英語で正しく褒めてあげたいですよね。

この記事では、「一層の努力をする」というニュアンスを伝える英語フレーズを、例文とともに学びます。

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「一層の努力をする」の英語

【フレーズ】go the extra mile(一層の努力をする)

【例文】

A: Our project was a big success! 

(僕たちのプロジェクトは大成功だったね!)

B: Yes, it was!
 You really went the extra mile. 

(うん、そうだね!
 君がすごく頑張ったからだよ。)

A: Thanks!
 Everyone on the team worked hard. 

(ありがとう!
 チームのみんなが一生懸命働いたんだ。)

【説明】

「go the extra mile」は、

「一層の努力をする」

「期待以上のことをする」

という意味で、ただ求められたことをこなすだけでなく、自分からさらに頑張る姿勢を表す表現です。

「extra mile」は

「追加の1マイル(距離)」

という意味なので、直訳すると

「余分に1マイル進む」

というイメージになります。

つまり、

「そこまでやらなくてもいいのに、あえてもう一歩進んで努力する」

という気持ちが込められています。

A: Our school festival was a huge success this year! 

(今年の学園祭、大成功だったね!)

B: It really was!
 Everyone went the extra mile. 

(本当にね!
 みんなすごく頑張ったよ。)

A: Thanks!
 We wanted to make it the best one ever. 

(ありがとう!
 これまでで一番にしたかったんだ。)

また

「できることはすべてやる」

という意味で

「leave no stone unturned」

という表現もあります。

The father left no stone unturned looking for his missing daughter.

その父親は、行方不明の娘を探すためにあらゆる手を尽くしました。

「一層の努力をする」の英語まとめ

今回の記事では、「一層の努力をする」という頑張りを伝える英語フレーズ "go the extra mile" を紹介しました。

この表現は、「余分に1マイル進む」というイメージの通り、求められた以上の貢献をしたときにぴったりです。

ぜひ会話の中で使ってみてください。

【編集後記】

英語の上達を妨げる原因のひとつに

「完璧主義」

があります。

・ネイティブのような発音で話したい

・in/at/ofなど前置詞を完璧に使い分けたい

・a/anとtheを100%間違えずに使いたい

・時制を完全にマスターしたい

こうした理想を追い求める気持ちはよくわかります。

しかし、こだわりすぎると時間ばかりが過ぎてしまい、本来の目的である「コミュニケーション能力の向上」が止まってしまうのです。

たとえば発音に関していえば、LとR、SとTHといった重要ポイントさえ押さえれば、多少クセがあっても十分に通じます。

また、前置詞の使い分けやa/anとtheの違いは例外が多く、完璧に覚えるのは現実的ではありません。

そして、多少の間違いがあっても会話は問題なく成立します。

もちろん、文法や語法を研究するのが目的なら時間をかける価値があります。

しかし、英語でのコミュニケーションを目的とするなら、優先度は高くありません。

それよりも、細かい間違いを気にせず

「自分の言いたいことを伝える練習」

に時間を使ったほうが効果的です。

とはいえ、

「気になると調べずにいられない」

という人も多いでしょう。

「ちょっと調べるつもりが、気づいたら1時間経っていた」

という経験はありませんか?

そんな完璧主義を手放すヒントがひとつあります。

それは、

「これをやることでコミュニケーション能力がどれくらい上がるだろう?」

と常に自問することです。

たとえば

「発音をもっと良くしたい」

と思ったら、

「発音練習に時間をかけたとして、それでどれだけ会話がスムーズになるだろう?」

と考えてみてください。

もし、現時点で発音が原因で相手に通じないなら練習は必要です。

しかし、すでに相手に理解してもらえるレベルなら、それ以上に発音ばかり練習しても、コミュニケーション力はほとんど変わりません。

その時間を表現力や語彙力を増やす練習に使ったほうが効果的です。

職人の世界では完璧主義は大きな強みですが、英語学習においては足かせになることもあります。

だからこそ、

「これをすることで会話力がどれだけ伸びるか?」

と自問しながら、優先順位の高い学習から取り組むようにしましょう。

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