誰かとの出会いや、ある経験を通じて「見る目が変わる」ことは、人生において大切な出来事です。
このような気持ちの変化を英語で表現したいとき、どんな言葉を使えばいいのでしょうか?
今回ご紹介する「sees〜in a new light」は、まさにその思いを伝えるためのフレーズです。
この記事では、この表現の例文とともに使い方を解説していきます。
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「見る目が変わる」の英語
【フレーズ】sees~in a new light(見る目が変わる・~に対して新しい見方をする)
【例文】
A: I used to think math was so boring.
(前は数学ってすごくつまらないと思ってたんだ。)
B: Really?
(本当に?)
A: But after Tanaka's class, I see it in a new light.
It's interesting!
(でも、田中先生の授業の後から、新しい見方になったんだ。面白いよ!)
【説明】
「see something in a new light」は、「〜を新しい視点から見る」「〜に対する見方が変わる」という意味です。
今までとは違う角度から物事を見ることで、新しい発見があったり、考えが変わったりした時に使います。
少し改まった言い方ですが、日常会話でもよく使われます。
A: I used to think Ken was a bit cold.
(前はケンってちょっと冷たい人だと思ってたんだ。)
B: Oh?
(へえ?)
A: But after working with him, I've started to see him in a new light.
(でも、彼と仕事をしてから、見る目が変わったんだ。)
別の表現としては「look at things with a fresh pair of eyes」があります。
I never used to like kabuki, but recently I have been looking at it with a fresh pair of eyes.
(以前は歌舞伎が好きではなかったのですが、最近は新たな視点で見るようになりました。)
「見る目が変わる」の英語まとめ
本記事では、「見る目が変わる」という英語表現として「sees〜in a new light」を学びました。
これは、ある人や物事に対する考え方が変わる様子を伝えることができるフレーズです。
今後、友人や家族との会話で、あなたの新しい発見について話す際に使ってみましょう。
【編集後記】
20代のころ、ニュージーランドでワーキングホリデーをしていたときに出会ったある男性の言葉を紹介します。
彼の名前はウォレック。
そのとき彼が言った一言が、ずっと頭に残ってるんですよね。
「俺はifは使わない」
…え?どういう意味?って思いますよね。
彼は、東洋の武道が大好きで、空手、カンフー、柔術なんかを独学で学んで、自分の道場まで開いていました。
しかも、自分の武術に“カラジュツ”って名前までつけていたんです。
空手の「カラ」と柔術の「ジュツ」を合わせて「カラジュツ」。
日本人の私からすると、「え、ちょっと…」って感じだったんですけど、現地の人には普通に通じてたみたいです。
ちなみに、ウォレックの腕前は…
まぁ正直、ちょっとかじった程度でした(笑)
でも、すごく明るくて、自信たっぷりだったので、若い人たちがたくさん集まってたんですよ。
私も、現地の友達がほしくて、よくその道場に通ってました。
で、その彼が言ったんです。
「俺は“if”は使わない。“when”を使うんだ」
たとえば、
「もし英語を話せるようになったら、海外旅行したいな」
じゃなくて、
「英語を話せるようになったとき、海外旅行に行く」
という言い方をするんです。
最初は「なんか変わったこと言うな~」と思いましたが、あとで意味がわかってきました。
“if”って、「たぶん無理だけど、できたらいいな」
みたいなニュアンスがありますよね。
でも“when”は「できる前提」で話すんです。
これは意外と大きな違いです。
「もし英語を話せるようになったら…」
って言うと、なんだか夢の話みたいになるけど、
「英語を話せるようになったとき…」
って言えば、それが現実の未来に変わるんですよ。
気持ちの面でも、グッと前向きになれます。
もし「when」だとちょっと不自然に感じたら、「英語を話せるようになって、海外旅行に行く」でもOK!
言葉のちょっとした違いで、行動や気持ちってけっこう変わるんですよね。
あなたはどうですか?
気づいたら “if” を多用していませんか?
もしそうなら、今日から “when” に変えてみるのもアリですよ。
きっと、あなたの中の何かが動き出すはずです。
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