「本領を発揮する」は英語で何と言う? “in one’s element” の意味と使い方

「あの時、彼は本当に本領を発揮していたね!」このように、人が最も力を発揮している様子を表す「本領を発揮する」という表現。
英語ではどのように表現するのでしょうか?この記事では、そんな時にぴったりの英語フレーズ 「in one's element」 の意味と、実際の会話でどのように使われるのかを例文を交えながらご紹介します。

目次
「本領を発揮する」の英語
【フレーズ】in one's element(本領を発揮している、得意な領域にいる)
【例文】
A: When we played that basketball game, John was amazing.
(あのバスケの試合でジョンはすごかったよね。)
B: Yeah, he was really in his element.
(うん、彼は本当に本領を発揮していたね。)
A: No doubt about it!
He’s such a great player.
(間違いないね!彼は本当に素晴らしい選手だよ。)
【説明】
「in one's element」は「本領を発揮している」という意味です。
自分が得意なことや自然にできることをしているとき、最高のパフォーマンスをしているときに使います。
A: Maria was so confident during her presentation today.
(今日はマリア、プレゼンテーション中すごく自信に満ちてたね。)
B: Yeah, she was really in her element.
(うん、彼女は本当に本領を発揮していたね。)
A: She always does well when she talks about marketing.
(マーケティングの話になると、彼女はいつも上手だよね。)
「本領を発揮する」の英語まとめ
この記事では、「本領を発揮する」を表す英語フレーズ 「in one's element」 について学びました。
得意な分野で最高のパフォーマンスを見せる人に対して、「He/She is in their element.」 と表現することで、その状況を的確に伝えることができます。ぜひ、日常会話でこの表現を使ってみてください。
【編集後記】
英語を勉強していると、いくら勉強しても前進しているように感じないときがあります。
勉強を始めた当初は調子よく英語力が伸びているように感じていたのが、一定のところに達すると、同じ場所で足踏みをしているかのように感じるわけですね。
このように停滞してしまった状態を「プラトー」と呼びます。
成長を感じられないときに「スランプ」という言葉を使う人がいますが、スランプは、今までできていたことができなくなることなので、プラトーとは違います。
プラトーは、どんなに頭のいい人でも必ず経験します。
どんな教材を使おうと、どんな勉強法だろうと、避けることはできません。
このプラトーに陥ったときに、「ここが踏ん張りどきだ!」と我慢して続けられる人は、やがてプラトーを抜け出してレベルアップすることができます。
でも、
「この教材は効果がないのでは?」
「勉強法が間違っているのかも」
と不安になって、別の教材に目移りする人は、新しい教材でもやがてプラトーに陥って、また別の教材・勉強法に目移りする、という経験を繰り返すことになります。
あるいは、
「自分には才能がない」
とネガティブに考えて諦める人もいるでしょうね。
そうならないために、たとえ天才でもプラトーを経験するということを覚えておいてください。
では、プラトーに入ったときにどうすればいいかというと、「復習をしっかりすること」をおすすめします。
それまで学んできたことを最初から見直して、
・忘れてしまったことがないか?
・記憶があやふやな部分はないか?
を確認していきます。
自分では、「それはもうマスターした」と思っているような基礎の部分でも、復習してみると、あやふやな理解しかできていないことはよくあります。
プラトーとは、そうした部分を一つ一つ潰していって、それまでの学習の完成度を上げる時期だと考えましょう。
また、それまではやっていなかった学習を少し加えるのも効果的です。
たとえば、英文日記を書いたことがないなら、1日数行でもいいので、英文日記を書いてみるという具合です。
違う刺激を加えることでマンネリ感を避けられますし、意外なところで自分の弱点を見つけられることがあります。
ただし、それまでの学習法をガラッと変えてしまうと、またゼロからのやり直しになってしまうので、それまでの学習を継続しつつ、新しいことを少しだけ加える程度がおすすめです。
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