究極の英語スピーキング！中学3年の英文法で英語ペラペラになる方法

「英語のスピーキングが上達しない」、「英会話のときに言葉が出て来ない」というのは、英語を勉強している人なら誰でも経験することです。

英会話フレーズを覚えたり、オーディオを聞いたり、英会話スクールで勉強したりしても、英語のスピーキング・スキルはなかなか伸びないので辛いですよね。

「もう年齢的に無理なのかな？」、「英語の才能がないのかな？」と弱気になることもあると思います。

そこで、大人になってから英語の勉強を始める人が、どうすれば英語のスピーキング・スキルを伸ばせるかについてお話しします。

また、そのために役に立つ英語教材『究極の英語スピーキング』も紹介します。

英語のスピーキングが上達しないのは、年齢や才能が原因ではありません。

スピーキングの練習方法と教材に問題があります。

この記事で紹介する方法は、日本で生まれ育った人がスピーキングスキルを伸ばすために最適化された方法です。

確実に結果が出る勉強法なので、ぜひ実践してください。

なお、スピーキングスキルを徹底的に鍛える方法について詳しくは、『英会話の勉強法！独学3ステップ学習なら迷わずにペラペラになれる』を読んでください。

スピーキングが上達しない原因

英語を勉強しているのにスピーキングが上達しない原因は、以下の３つです。

1. インプットが足りない。
2. 話す練習をしていない。
3. スピーキングの練習量が足りない。

それぞれについて、以下に詳しく説明します。

１．インプットが足りない。

インプットが足りないというのは、単語や文法、フレーズなどの知識が足りないということです。

覚えたことすべてが英会話で役に立つわけではないので、十分な知識がなければ英語で話すことはできません。

感覚的な数字ですが、１０の知識をインプットしたら、そのうちの１か２くらいを英会話のときに使えるくらいです。

だから、日頃から単語やフレーズに触れて知識を増やすことが重要です。

日常的な英会話ができるようになりたいなら、少なくとも中学で習うレベルの単語と文法の知識は必要です。

話す練習をしていない。

英語を話せるようになりたいなら、英語を話す練習が必要です。

「英語を聞く練習」や「文法問題を解く練習」をしてもスピーキングは上達しません。

また、英会話フレーズをたくさん暗記しても、教材に載っているのと100パーセント同じシチュエーションでしか使えません。

だから、海外旅行のショッピングなどでは使えますが、自由に英会話ができるようにはなりません。

言いたいことを自由に言えるようになるには、自分の頭で考えて英語で話す練習が必要です。

スピーキングの練習量が足りない。

英語のスピーキングは、単語を暗記したり文法を理解したりすれば上達するものではありません。

単語や文法を勉強した上で、繰り返し練習して体で覚える必要があります。

外国人と英語でたくさん話せばスピーキングの練習になりますが、たとえ英会話レッスンを受けても時間的に十分とは言えません。

たとえば、1回25分のオンライン英会話レッスンを週に4回受けたら、1週間に100分。

1か月なら400分、つまり6時間40分ですね。

1か月に6時間40分の練習では、とても足りません。

こうすればスピーキングは上達する！

英語のスピーキングが上達しない原因は、以下の３つだということをお話ししました。

1. インプットが足りない。
2. 話す練習をしていない。
3. スピーキングの練習量が足りない。

「２．話す練習をしていない」については、「いや、英会話教材でしっかり練習しているよ」という方もいらっしゃると思います。

でも、「話す練習」として、以下のような練習はできているでしょうか？

1. 自分の頭で英作文する。
2. 声に出して練習する。

オーディオで聞いたことをそのまま繰り返しているだけとか、例文を暗記しているだけではありませんか？

「英語を話す」という作業は、自分の頭で英作文して、声に出して言うという作業です。

ですので、これらを練習しなければスピーキングは上達しません。

オーディオを聞く練習をしたり、文法問題を解く練習をしたりしても、英語のスピーキングは上達しません。

独学で英会話を練習する方法

では、具体的にどういう練習をすれば、スピーキングが上達するかについてお話しします。

空き時間などを利用して独学でスピーキングを練習するには、瞬間英作文トレーニングが効果的です。

瞬間英作文トレーニングというのは、日本語で書かれた文章を見て、瞬間的に英語で言うトレーニングのことです。

少しだけ練習してみましょう。

以下の日本語文を英語で言ってみてください。

 

瞬間英作文をするときのポイントは、学校の和文英訳みたいに時間をかけてじっくり英作文するのではなく、瞬間的にパッと英作文することです。

英会話のときには、じっくり考えているヒマはないので、瞬間的な英作文力が求められるからです。

最初は、瞬間的に英作文するのは難しいですが、繰り返し練習することでできるようになります。

もし、上の日本語文をじっくりと考えて英訳してしまったなら、もう一度挑戦してください。

今度は、パッと英語で言うことを意識しましょう。

 

言えましたか？

以下のようにパッと言えたなら、まずは合格です。

 

このような瞬間英作文の練習をすることで、以下のような効果があります。

文法と単語を覚えるだけでは、英会話のときにパッと言葉が出てくるようになりません。

また、英会話フレーズをたくさん覚えても、覚えたとおりのフレーズを繰り返すことしかできません。

でも、瞬間英作文を練習すると、練習した英文を応用して、他のことも言えるようになります。

『究極の英語スピーキング』について

瞬間英作文の教材として、いくつかの教材を書店で手に入れることができます。

この記事では、『究極の英語スピーキング Vol.3』の感想・レビューを紹介します。

『究極の英語スピーキング Vol.3』は、初級・中級レベルの英単語3000語と、中学3年で習う英文法だけを使ってスピーキングを練習する瞬間英作文の教材です。

スピーキングの練習をしたいのに、知らない単語がたくさん出てきたらスピーキングに集中できないので、意図的に基本的な単語だけが使われています。

また、日常英会話やビジネスレベルでの英会話では高校レベルの英文法は必要なく、中学で習う英文法だけで十分に事足ります。

だから、中学3年で習う英文法だけに絞られています。

英語のスピーキング上達のために、一切のムダを省いて必要なことだけに絞った教材です。

教材の中身をチェック！

教材を開くと、最初の単元は「受動態」から始まります。

受動態は中学2年で習う単元です。

いきなり受動態から始まるところから想像できるように、これから文法を勉強する人のための教材ではありません。

すでに中学英語の文法を理解している人が、スピーキングの練習をするための教材です。

まだ中学で習う英文法が分からない場合は、一通り英文法の勉強をしてから『究極の英語スピーキング』に挑戦してください。

中学文法を復習する教材としては、『中学英語がまるごとスッキリわかる本』が分かりやすいかと思います。

『究極の英語スピーキング』の構成としては、上に載せた16ページ、17ページの画像のように見開きページに例文3文と簡単な解説が書かれていて、次のページに下の画像のように練習用の英文が掲載されています。

左ページの日本文を見て自分で英作文し、右ページの英文を見て確認するという形で学習を進めます。

英文の内容は、以下のようにビジネス英語寄りです。

この機械は日本の科学者によって発明されました。
This machine was invented by a Japanese scientist.
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私どものシステムは多くの企業で使用されています。
Our system is used in many companies.
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総会は来年パリで開かれます。
The general meeting will be held in Paris next year.
（16、17ページ）

ややビジネス寄りなので、ビジネス英語の練習をしたい人にはもってこいの教材です。

英語の勉強のためにムリムリ作った変な英文ではなく、日常的に使いそうな英文が掲載されているので、安心して勉強できます。

なお、ビジネス寄りの英文が多いですが、主婦の方などビジネスに関係ない人にとっても、かなりいい練習になると思います。

『究極の英語スピーキング』に載っている英文をしっかり練習しておけば、日常的な会話は楽にこなせるようになるはずです。

瞬間英作文を未経験ならこちらがおすすめ

『究極の英語スピーキング』は、英語のスピーキング練習用の教材として、よく作られています。

でも、瞬間英作文の練習をしたことがない人にとっては少し難易度が高いように思います。

瞬間英作文を未経験の人は、文法単元別に基礎から学べる『どんどん話せる瞬間英作文トレーニング』をおすすめします。

まずは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で基礎を固めてから、『究極の英語スピーキング』に取り組んだ方がスムーズにスピーキングが上達するはずです。

まとめ

英語のスピーキング上達のためには、オーディオを聞く練習や文法問題を解く練習ではなく、「英語を話す練習」が必要です。

そのための教材として、『究極の英語スピーキング』はとてもよく作られています。

中学レベルの英文法を理解していて、瞬間英作文トレーニングの経験がある方に、特におすすめできるスピーキング教材です。

なお、独学で英語のスピーキングが達する勉強法をもっと詳しく知りたい場合は、『英会話の勉強法！独学3ステップ学習なら迷わずにペラペラになれる』を読んでください。

「練習しているのにスピーキングが上達しない」

「英会話のときに言葉が出て来ない」

「留学を控えているので早くスピーキングを身に付けたい」

という方に特に効果のある方法です。

通勤・通学の時間やちょっとしたすき間時間を活用して勉強できるので、忙しい人にも人気です！