1. TOP
  2. 文法
  3. 関係代名詞「which」の使い方、会話が楽しくなる必須4パターンとは?
3ステップ勉強法 コンテンツ上のバナー 3ステップ勉強法 コンテンツ上のバナー

関係代名詞「which」の使い方、会話が楽しくなる必須4パターンとは?

 2017/07/12 文法
この記事は約 8 分で読めます。
黒板に関係代名詞whichと書かれている

このコンテンツは、現役のプロ翻訳者であるアキラがネイティブの翻訳者と協力して、日常英会話で使う表現や勉強法をできるだけ分かりやすい言葉を使って説明するメディアです。


こんにちは!
英会話ハイウェイ運営者のアキラです。

笑顔のアキラ

今日は、関係代名詞の「which」について説明します

関係代名詞「which」は、先行詞が物や事柄のときに使われます。

たとえば、以下の英文では「the watch」が先行詞です。

This is the watch which I bought yesterday.
これが私が昨日買った時計です。

関係代名詞の「which」は、「制限用法」と「非制限用法」に分けられ、見た目は似ていますが意味がまったく違います。

正しく使い分けると日常英会話でも、とても役に立つので、この記事でマスターしてください。

関係代名詞の「which」とは

関係代名詞の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。

※「先行詞」など関係代名詞を学ぶために知っておくべき用語については、『関係代名詞とは?英会話に必須の3パターンと使い方を15分で解説します』の『覚えておくと役に立つ文法用語』を読んでください。

関係代名詞の「which」には、以下のように先行詞を詳しく説明する節(主語と動詞を含むかたまり)を加える働きがあります。

関係代名詞which

関係代名詞の目的格

主格の「which」

関係代名詞が、それに続く節の中で主語として機能するものを主格の関係代名詞と言います。

主格の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。

先ほどの例では、先行詞は「a cat」という動物でした。

関係代名詞which

関係代名詞の主格では、「先行詞 + 関係代名詞(which) + 動詞」の順に言葉が並びます。

関係代名詞which

目的格の「which」

関係代名詞が、それに続く節の中で目的語の役割を果たすものを関係代名詞の目的格と呼びます。

目的格の「which」は、先行詞が動物や物、事の場合に使います。

関係代名詞の目的格

関係代名詞の目的格を使う英文では、「先行詞 + 関係代名詞(which) + 主語 + 動詞」の順に言葉が並びます。

関係代名詞の目的格のwhich

2種類の使い方

関係代名詞の「which」には、「制限用法(限定用法)」と「非制限用法(継続用法)」の2種類があります。

制限用法と非制限用法の見た目の違いは、「which」の前にコンマ「,」があるかどうかだけですが、意味的には大きな違いがあります。

以下に、制限用法と非制限用法について説明します。

制限用法とは?

関係代名詞「which」の制限用法(限定用法)は、以下のような特徴を持っています。

  1. 先行詞と関係代名詞の間にコンマ「 , 」を置きません。
  2. 先行詞は不特定の物であり、関係代名詞節に修飾されることで何を指しているか特定されます(されることが多い)。

I want a house which has a large bathroom.

私は、大きな浴室がある家がほしいです。

上の英文では、関係代名詞節「which has a large bathroom」(大きな浴室がある)は、先行詞「a house」がどのような家なのかを説明しています。

この関係代名詞節がなければ、先行詞「a house」がどんな家なのか聞き手に伝わらないので、関係代名詞節は必須の要素と言えます。

ナオ
I want a house.(家がほしいなあ)
アキラ
ふ~ん。
どんな家でもええんか?

非制限用法とは?

関係代名詞「which」の非制限用法(継続用法)は、以下のような特徴を持っています。

  1. 先行詞と関係代名詞の間にコンマ「 , 」を置きます。
  2. 先行詞は特定の物(固有名詞や1つしかないもの、文脈から特定できるものなど)であることが多く、関係代名詞節は、補足的な説明を付け加える役割を果たします。

Yesterday, I saw Star Wars, which was very interesting.

先週、私はスターウォーズを見ました。それはとても面白かったです。

この英文では、関係代名詞節「which was very interesting」は、先行詞「Star Wars」を補足的に説明する役割を果たしています。

この関係代名詞節がなくても、先行詞の「Star Wars」が何なのか聞き手に伝わります。

ナオ
Yesterday, I saw Star Wars.(昨日、スターウォーズを見ました)
アキラ
おっ、ええなあ!
面白かった?
ナオ
まあまあかな‥‥男の映画って感じ。

ところで、英文を見たときはコンマがあるから分かるけど、会話のときはどうやって制限用法と非制限用法を区別するん?

アキラ
会話のときは、制限用法は「a house which~」のように続けて言って、非制限用法は、「a house・・・which」のように「which」の前で少し時間を空けるんや。

聞いたら分かるはずやで。

アキラ
ちなみに、非制限用法の「which」は、前に言った事柄を指している場合もある。

I went skiing in Shiga, which was a lot of fun.

滋賀県でスキーに行きました。それはとても楽しかったです。

上の英文では、「which」の先行詞は「Shiga」ではなくて、「I went skiing in Shiga」(滋賀県でスキーに行ったこと)や。

この非制限用法は、日常英会話でもかなり役に立つから、しっかり覚えといてな。

「whose」と「the~of which」

関係代名詞の「which」は、書き言葉では所有格の「whose」の代わりに使われることもあります。

関係代名詞the~of which

自由に英語を話せるようになる勉強法

この記事では、関係代名詞の「which」について説明しました。

日常的に英語を話せる環境にない人が英語を身に付けるには、このような文法を勉強するのが効率的です。

でも、文法を覚えただけでは英語を話せるようにはなりません
自由に英語を話せるようになるには、そのための専用の勉強が必要です。

勉強方法について詳しくは、メール講座で説明しています。
以下のページから無料で参加して、不要になればいつでも解除できます。
気軽に参加してください。

↓↓↓以下をクリックして無料で参加してください↓↓↓
記事下からメール講座に誘導するバナー

英語無料メール講座のバナー(記事エリア下)

\ SNSでシェアしよう! /

英会話ハイウェイ | 英会話、海外生活・留学に関する情報が満載のメディアの注目記事を受け取ろう

黒板に関係代名詞whichと書かれている

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

英会話ハイウェイ | 英会話、海外生活・留学に関する情報が満載のメディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

この記事を読んだ人は、こちらも読んでいます

  • 現在完了と現在完了進行形の違い

  • 英語の仮定法現在とは?必須の2パターンを6分で学ぼう

  • 感嘆文の使い方、「How」と「What」の違いと省略の仕方を解説

  • 英語の比較級とは?16分で基礎から学べる基本3のパターン

  • 関係代名詞の所有格とは?初心者でも9分で学べる関係代名詞の基礎

  • あなたもできる!中学英語の文法だけで英会話ができる教材6選