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「したほうがいい」は英語で?15の例文で失礼でない言い方を紹介する

 2016/09/10 英会話
この記事は約 11 分で読めます。
「したほうがいい」は英語で

したほうがいい」の英語訳として、中学生のときに授業で「had better」を習います。

でも、不用意に「had better」を使うと、相手を怒らせてしまうかもしれません。

なぜなら、「had better」は、かなり上から目線の言い方なんですね。

もし、友達に軽くアドバイスするときに、親が子供に言うような上から目線で言ってしまっては、友達は不快に感じますよね。

そんな失敗をしないためには、相手と状況に応じて適切な表現を使えるように、正しい表現を覚えることが大切です。

そこでこのページでは、「したほうがいい」は、英語でどう言えばいいか、4つに分けて15の例文を使って説明します。

この記事で紹介する表現を使えば、相手や状況に合わせて適切な「したほうがいい」を使うことができます。

なお、この記事で紹介した英文のネイティブ音声を収録した【動画】を記事の後半で公開しています。

正しい発音を練習して、今日から英会話で活用してください。

「had better」:~したほうがいい

白人のカップル

「had better」は、学校の英語で習う「したほうがいい」の代表格ですね。

日本語の「した方がいい」という言い方は、ひかえめな印象を受けますよね。たとえば「もうそろそろ出発した方がいいよ」という表現は、相手のことを気遣ったひかえめな表現です。

でも、英語の「had better」は、押しつけがましい言い方で、相手によっては失礼にあたることがあります。

文脈によっては、「better」を強く言うと「~したほうがいいぞ(さもなければ)」というイメージの威嚇を感じさせることすらあります。

だから、ちょっとしたアドバイスなら後で説明する「should」を使い、警告的な意味の場合は「had better」を使います。

You had better work as hard as you can.

できるだけ熱心に仕事をしたほうがいいですよ。

You and I had better start at once.

君と私は、今すぐ出発したほうがいいです。

※「at once」=すぐに

「had better」の意味を和らげるには

なお、「had better」の意味を和らげるには、「I think」か「Maybe」を文頭に付けることをおすすめします。

I think you had better go home and cool off.

家に帰って頭を冷やしたほうがいいですよ。

Maybe you had better have some oranges as a snack.

間食には、オレンジを食べた方がいいですよ。

アキラ
ちなみに、「しないほうがいい」は「had better not」を使う。たとえば、

Naoko, you had better not scare the kids with your silly ghost stories.

ナオコ、バカな幽霊話で子供たちを怖がらせないほうがいいですよ。

ナオ
「had not better」じゃないんか!

何か変な感じがするな。

「should」:~するべき

「したほうがいい」という女性

日常会話では「~するべき」という意味で「should」がよく使われます。

「~するべき」という日本語は、かなり強い強制力があるように感じます。

でも、「should」は、「had better」のような強い意味はなく、「~したほうがいいんじゃない?」「~したらいいのに」くらいのイメージです

おだやかな助言・提案と考えてください。

You should talk to your father and ask him to talk to your teacher.

お父さんと話して、お父さんに先生に話すように頼んだ方がいいですよ。

You should bear in mind that I can't walk as fast as you.

私はあなたほど速く歩けないことを覚えておくべきです。

※「bear in mind」=心に留めておく

ナオ
「should」と同じような意味で「ought to」ってのがあるけど、何が違うん?
アキラ
似たような意味やけど、

「should」=個人的な意見
「ought to」=客観的な意見

というニュアンスがある。たとえば

You should leave early.

早めに出発した方がいいよ。

You ought to leave early.

早めに出発するべきだ。

ちなみに、「ought to」は口語的なイメージがあるので、ビジネスみたいな場面では「should」を使う方がいい。

「must」:~しなければならぬ

怒る上司

「must」は、「(何があっても)~しなければならない」という意味で、「had better」ほど強くありませんが「should」や「ought to」より強制的なイメージがあります

You must keep silent in the library.

図書館では静かにしなければなりません。

Food companies must do more to tackle climate change.

食品会社は、気候の変化に取り組むためにもっと努力しなければなりません。

※「tackle」=取り組む、「climate」=気候

ネイティブには「must」は大げさに聞こえる?

ネイティブの耳には「must」は日本語で言うなら「~しなければならぬのだ」のように大げさに聞こえます。

そのため、日常会話ではあまり「must」は使わず、「have to」や「need to」で置き換えられる場合は、「have to」や「need to」を使います

You need to do different things that you do not usually do.

普段はしない(いつもと違う)ことをするべきです。

You have to think twice before you buy such an expensive thing.

そんなに高価な物を買う前に、よく考えなければなりません。

※「think twice」=よく考える

ナオ
ここまで見た感じ、「had better」「must」「should」では、「should」を使うのが無難そうやな。
アキラ
誰かに「~した方が良いよ」と軽く助言するなら「should」がおすすめやろな。

その他の言い方

動物の会社員

「したほうがいい」の代表的な言い方として、ここまで「had better」、「should」、「must」について説明しました。

次は、少し丁寧な言い方などを紹介します。

may(might) as well:(状況から判断して)~した方がよさそうだ

We may as well get straight to the point.

単刀直入に言った方がよさそうですね。

※「get straight to the point」=単刀直入に言う

It may(might)be a good idea to:(ひかえめな提案)~した方がいいかもしれない

It might be a good idea to give him some time off.

彼に休暇をあげたほうがいいかもしれません。

※「time off」=休暇

You may(might)want to~:(丁寧に)~したほうがいいかも

You may want to think twice about going out with him.

彼と付き合う(デートする)ことについて、考え直した方がいいかもしれませんよ。

ナオ
「you may want to」って「あなたは~したいかもしれない」って意味やろ。

何か変じゃないか?

アキラ
これは「あなたは~したいかもしれない」⇒「した方が良いですよ」という、相手の自主性を尊重した丁寧な表現や。

「~されてはいかがですか」みたいに丁寧な言い方やから、覚えておくと重宝するで。

【動画あり】ネイティブ発音を身につけよう!

この記事で紹介した英文のネイティブ音声を収録した動画を公開しています。

正しい発音を身につけて、今日から英会話で活用してください。

まとめ

指で丸を作る美少女まとめ

「したほうがいい」は英語でどう言えばいいか、4つに分けて15の例文を使って説明しました。

これだけ覚えておけば、目上の人や友達に向かってエラそうな言い方をして怒らせるようなトラブルは避けることができますよ。

アキラ
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ライター紹介 ライター一覧

アキラ

アキラ

株式会社トランス・ダイナミック代表取締役。原田メソッド認定パートナー。
ニュージーランドとアメリカで留学・就職を経験。中学生・高校生・社会人に英語指導をしたあと翻訳者として独立。TOEICは、試験勉強を一切せずに一発で940点。

現在は、翻訳事務所を運営しながら、英語学習者向けの情報配信、英会話教材の開発・販売、翻訳通信講座の運営を行っています。

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